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工場通信

ABARTH 124 spider レデューサKITの開発に再着手します。

1年以上前に暫定での取り付けを行っていた、当社デモカーのレデューサですが
複雑な取り付けになるためキット化を諦めていました。

時間が出来れば再スタートし、キット製品を考える予定で..気付けば1年半..
月日の流れは速いものです。

連休中の営業日、入庫台数が落ち着いたこの時期に再着手します。
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1年半前の開発着手記事はコチラをご覧下さい。
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ブローバイガスの排出口が2箇所存在する124のエンジン。
クワッドリードひとつにまとめたかったのですが、良いアイデアが浮かばず
それぞれの排出口にツインリードをひとつづつ装着していました。
取り付けが容易で無い事と、パーツ点数が増える事から現実的では無い結果でした。

まずは、これまでのレデューサを外します。
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画像向かって左側がエンジンルーム奥側の排出口用です。
ここですね。
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先程の画像向かって右側は、エンジン中央寄りの排出口用です。
ここですね。
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そして、画像下側の銀色の接続部が還元口です。
エアクリーナラインに戻るココに取り付けます。
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前回は、検証を兼ねていましたので未接続の部分もありました。
ひとつは、オイルリターン部。
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これは、純正のブローバイ還元装置に備わるオイルリターンを接続する箇所です。
接続すれば間違いない結果なのでしょうけど、無しだとどうなるの?
という点も気になりましたので、未接続でした。

街乗り~高速道路・ヒルクライムでの全開走行と、様々なシーンで1年半乗りましたが
リターンラインに多量に戻る程のオイルは確認出来ませんでした。
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レデューサ装着済を傾けて排出されるのは、結露などから発生する水分のみです。

もうひとつの未接続は、バキュームラインです。
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ここは、アイドル時のインマニ負圧により、強制吸引する箇所です。

レデューサ装着の場合、ここは未使用か、先ほどの結露水分を吸引するライン
として用います。

水分を除去するラインは必要、と判断しましたのでここは使用します。

オイルリターンラインはリターン兼、さらなるブローバイ排出口として使用することにします。

キット化手前の取り回しは、このようになりました。
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クワッド一個に3箇所からのブローバイガスを入力させています。
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このように集合させ、オイルが混じる場合は、本来のリターンラインに戻ります。

試運転を行ってみたところ、これまでよりも効き具合に大きな違いを確認できました。
ピックアップレスポンスが良くなり、アクセルオフ時の急な減速が非常にやわらぎ、ぎくしゃく
せずに乗れます。

おそらくこの取り付け方が、最大限に効果を得られる取り付けと確信しましたので
この方法をキットに採用しようと思います。

もう少し、内容を煮詰めてリリースしたいと思います。