DS5にまさかのBMC OTA セットアップ~!?
まさかの異例なセットアップのご依頼を頂きました。
シトロエン DS5 に吸気系チューニングをやってみたい!との事です。
常連様のお車ですので、快くお引き受けしました。
(この方の車だからという方が正解ですかね。)
これまでにも誰もが驚く組み合わせでもある レカロ・フルバケ をセットしたり。
はたまた、ラグジュアリーカーに スフェリカルアッパー をセットしたり。
色々と勉強させて頂きました。
1.6ターボにBMCのスポーツフィルタをセットする場合、一般的にはSP27という品番の207GTI用 CDAキットを流用します。
今回は、きっと喜ぶだろうな。という思いから CDA では無く OTA の方を用いる事に。
OTAの方が、ボックス構造が優れているので吸気効率向上としては一枚上手であります。
207用を流用しても、結局スムーズには装着出来ない事は分かっているので、それであればワンオフでもっとしっかりした装着方法を実戦しよう。
と、勝手に構想し実行しました。
エアクリーナボックスの純正を取り外すには、バッテリを含めた周辺一帯を分解する必要あり。
この手の車の構造はいつも思いますが、結構手間がかかります。
純正ホースと、シリコンホースの接続には自社企画のアルミジョイントパイプを用いました。
つい先日、作成したばかりの商品です。職人さんに頼んで作ってもらいました。
肉薄で、ビード付きの70mmパイプです。本当はクリオにOTAをセットする際に用いるのがメインなのですが、その前にDS5に使うとは思っていませんでした。
こんな感じかな?など考えながら、採寸してセットを進めています。
途中までは、このダクトも装着するつもりでデザインを進めていました。
フレッシュエアーの導入ダクトでして、純正とOTAの付属品を繋げた長いダクトです。
今回のお客様には「この長いダクト要らなくないか?」と急に気付きまして、より一層スポーティに仕上がるセッティングを用意しました。
そうして、この完成形となります。
アバルト ビポストを連想する、横置きボックス+ファンネルの組み合わせです。
トルク低下するかな?と思いきや全然気にならない!むしろ良い感じに走ります。
おかげでバッテリの前はスッキリ!
エアダクトが本来あった位置もスカスカになり、熱気の籠るエンジンルームだけに放熱効果も見込める仕上がりになり大満足。
風抜け良くなりますからね。
きっとお気に召して頂けるはず。
そういう作業をお任せ頂け、私は幸せです。
長いダクトはお返しし「一度は取り付けてみましょう」という事にして、締めくくりました。
Written by Hashimoto