タイムスリップメンテナンスのスタート

久々見ました。乗りました。
プジョー206のシングルカム 1.4L マニュアルミッション搭載モデル グレードはXS。
プジョー・シトロエン 自家製のエンジン シングルカムは、今や絶滅危惧種となりました。
スポーティなツインカムとは異なり、このシングルカムはトルクフルでめちゃ乗り易い!
昔は沢山手掛けましたが、いまは触れる機会は減り、久々に携わる事ができました。
エンジンなのに優しさを感じる事が出来るという、流石はフレンチオートモービルと唸れます。
がっさりとパーツを用意し、これまでの疲れを一掃します。
エンジン・足回り・ブレーキ・動力伝達 と各パート毎に整備を進めて行きます。

何年も前に、整備を承った事のある当車輛です。
それから車齢を重ね、距離を重ね、各部の状態は変化し今に至ります。


悪くなったところを都度対処されながら乗り続けていた模様です。
車齢を重ねた個体の場合、1点交換整備では無くどこかのタイミングでまとまった整備を行う必要があると考えます。
都度整備の場合は、次の交換部位が常に備えた状態で乗り続ける事になりますから、故障原因と共に走り続け、時に故障が追いつき・追い越し、不具合を誘発します。
分解箇所と整備対象箇所を絞り込み、その中に見つかるトラブルの芽を摘む事は大切です。

先ずは動力伝達系・足回り関連より一斉分解を開始し、作業を進めます。
Written by Hashimoto













