2リッター・ディーゼルの泣所
プジョー308 HDi

高耐久・低燃費・鋭い走り が光るプジョー&シトロエンの2リッターディーゼルは、エンジン補機類に弱点があります。
点検などでのお預かりに際し、距離に応じて必ず確認するのが補機類ベルト周りのコンディションチェックです。
補機類とは、オルタネータとクーラーコンプレッサを意味し、それを適正に回せているかどうか、を点検します。


まず、ベルトにはひび割れが見つかりました。

キケンが潜むのは、これらのテンショナです。
1本のベルトを張る為に2個のテンショナを要する構造です。
双方ともにオートテンション機構を備えており、片方が弱ると途単にバランスが崩れます。

今回は、2個共に性能低下を示していた為交換を行います。

強固な造りのディーゼルエンジンですが、弱点はあるもの。
カバーに覆われていて、容易に点検が出来ないのが難点であります。
お預かり・点検時には確実な点検を行いたいです。
これからのシーズン、スキーに何度も行かれるお客様ですのでこういう箇所のメンテナンスは特に重要と言えるでしょう。

Written by Hashimoto













