欧州車のホイールはボルト固定式ですが、ナット固定式にも出来ますよ

国産車の場合、ホイールを固定する場合にナットで固定します。
ヨーロッパ車の多くは、それとは逆にボルトで固定します。

最近では、国産車からイタフラへの乗り換えの方も多く、ご自身でホイールを交換
された方はお気付きでしょうが、一般的には交換しづらい。。と思われている様ですね。

ハブからボルトが生えている場合、ホイールをハブボルトに引っ掛けて、ナットを通していく
ので取り付けが楽に行えるのですが、ボルトでハブに固定する場合は位置出しをしながらでないと
固定ができません。

この煩わしさを変換することも可能なんですよ。

今回は、シトロエンDS3にその作業を行いました。
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ご覧のように、ボルトで固定されています。
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ホイールハブ側に、ボルトを生やす作業を行います。
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スタッドボルトと呼ばれる製品です。
このときに、ボルトの長さも選択が可能ですから、スペーサの有無やホイールの
オフセット値によりボルト長を決定します。

少し長めにしておくことで、後からのスペーサ追加の際にも対応可能となります。

大切なのは、ハブフランジをキレイにしてから作業を行うことです。
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ボルトが生えたハブは、掃除がし辛くなりますので、先に平面をキレイに整えます。

専用のスタッドボルトロック&リムーブツールを使って固定します。
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しっかりとトルク管理を行い、固定することが可能です。
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一本一本この作業を行うのは、実は結構な手間だったりもします。。。

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マーキングを施し、スタッド固定の作業は完了です。

モータースポーツ色の強い作業に思えますが、一般的にも有効な作業です。
気になる方はご相談ください。

 

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