配光と制御にこだわる
FIAT500 ライティングセットアップ


ご新規様より「ヘッドライトを明るくしたい」案件でのご相談を頂きました。
フィアット&アバルト シリーズは、生産年数が長い事から単一車種でありながらスペックバリエーションが多く、特にライティング作業については
その個体に合わせたパーツの選択が必要になります。

今回の500は、搭載エンジンはツインエアー・ヘッドライトはハロゲン/プロジェクタ・デイライトは2種が発光・ハイビームはH7バルブが装着されています。

前回りの灯火類について、色味を統一する事も視野に入れ以下の内容での施工を承りました。

シーバスリンク社がリリースする「promina LED FIAT500 プロジェクターライト専用キット」をメインに使用します。
ハイビームには同シーバスリンク社のハイ・フォグ用H7 LED (コストパフォーマンス優先モデル)
フォグにはpromina H3 LED カラーはホワイト 無極性タイプ
デイライトバルブは CORE OBJ ホワイトバルブ
そしてシステム制御用に、弊社のPWMコンバータを併用し直流電源を出力する SessA LED PLUS を用います。

施工前の各灯火類の点灯状況は以下の通りです。
「エンジン始動・デイライト(リングLED+フィラメントバルブ)点灯」

「ロービーム点灯・デイライト(フィラメントバルブはオフ)」

「ハイビーム点灯」

「フォグランプ点灯」

リングライトLED以外は全てがフィラメントバルブの為、全体的に穏やかで優しい印象です。
プロジェクタ部はハロゲンですので、夜間走行時に暗さを感じます。

プロジェクタライトとは、レンズ反射式灯火の事。
ライト装置の中に目玉の様なレンズが確認できます。
リフレクタ式は、灯火装置に直接バルブが確認できる物の事を示します。

電源供給方式と、電源線の絞り込みの為、オシロスコープを接続しての確認中。

プロジェクタライトは、従来のLEDバルブとの相性が悪い事もある様でして、promina製は360°発光式のLEDバルブを採用しています。
これにより、配光ムラを抑え、効率よく路面を照らす事に成功しています。

ヘッドライトの裏側。
黄色の配線がプラス側となります。
極性無のバルブの場合、どちらに接続しても構いませんが、今回のバルブは識別有です。

LEDバルブの場合、冷却性能を向上する為に、バルブ背面には冷却ファンが備わる物が多いです。
今回もその例に漏れず、大きなファンユニットが備わります。
その為、エンドカバーを加工する必要がありまして、純正品の樹脂カバーを加工します。

加工したエンドカバーを取付。

そこに、ゴムブーツを被せます。

これらの方法は、取説に詳しく記載があります。

施工後の各灯火類の点灯状況は以下の通りです。
「エンジン始動・デイライト(リングLED+core OBJバルブ)点灯」

「ロービームLED点灯・デイライト点灯(coreOBJバルブはオフ)」

「ハイビーム H7LED 点灯」

「フォグランプ H3 LED 点灯」

施工後の全体画像が暗くなるのは、ロービーム発光色が変わり、周囲が明るくなる為に自動補正が掛かっている事が理由です。
(明るさ強調の為に、暗くしている訳ではありません)

スタイリッシュかつ、明るさがグンと上がりました。
昼間の工場内で点灯しても、壁面及び周囲にはしっかりと配光が映し出されるくらいに明るいです。
夜間走行を行い、光軸調整の施工も完了。
驚きの明るさを実感できました。

この度のご依頼をありがとうございます。
Written by Hashimoto

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