クラッチトラブルにつき、急患作業です。
ある朝突然、エンジンの始動と共に「キャーーーーッ」という悲鳴をあげたとの事です。
お電話で音の発生周期やタイミングを伺う限り、クラッチベアリングが破損した可能性が高いです。
急患でしたので、優先順位は下げさせて頂きましたが、何とか作業を行います。

トランスミッションを降ろしてみると。

予想は的中でした。
ベアリングがベアリングでは無くなっています。
相当な熱を発したのでしょう。
ベアリングの根元に備わるプラスチックパーツは溶けてご覧の通り。

レリーズガイド部に溶着していました。
この部分の本来の姿はこんな感じ。

ここに取り付けます。

クランクシールもわずかですが、オイル漏れを確認しました。

オイル漏れの有無にかかわらず、交換しています。

フライホイールのボルトを交換し、トルク管理と角度管理で締め付けます。

当社のフライホイールも装着可能な車両ですが、今回は交換を行わずに
清掃して、再使用です。














