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工場通信

手前に出しすぎたステアリングポジションを補正します

2019/06/29 | 何気ない作業風景

以前に、クイック・リリース・ボスにより自在にステアリングを外せるようになったグランデプント・アバルトですが、少々問題も発生しました。利便性は上がったのですが、ドラポジが狂った!事件の発生です。

クイックリリースボスは、現存のボスとステアリングホイールとの間に取り付けるため、平行移動でステアリング位置が手前に来ます。通常の車の場合はコラムシャフトが斜めに生えている為、末端が手前になればなるほど、ハンドル位置はあがってしまいます。チルト機能による上下動はあくまで標準シートを想定した稼動範囲でのみ調整が可能です。

シートを交換しポジションが下がり、ステアリングがスペーサなどで手前に来た結果、上がってしまうと。。
ご覧の様なドラポジになります。
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丁度目線の高さにステアリングホイールのグリップ上部が重なるため、視界も悪く、腕が上がるのでハンドル操作もスムーズでなくなります。

この状態からチルトで下げると。
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少し落ち着き、視界も見た目も自然な状態に近づきます。

でも、もっと下げたい!そんな事も可能です。
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ちょっとした加工作業でより一層自然なポジションになりました。

並べてみると。
IMG_7897 IMG_7899 IMG_7900

ドライバー目線ではもっと違いが分かります。

まず、一番上の位置に固定した場合。
IMG_7903

そして、チルトを一番下げた状態。
IMG_7904

加工作業後。
IMG_7902
加工調整を行う根元の部分で10ミリ変化するだけで、末端は大きく変わります。