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工場通信

アルファロメオ・スパイダー・ヴェローチェ 少しずつ進んでいます

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先日より少しずつ作業を進めているスパイダーです。予定通りにはなかなか事が進まず、少し前進しては追加部品が必要になり作業中断を繰り返しています。その状況の中でも助けられているのが部品流通の良さでして、不意に欲しい部品が必要になったとしても翌日には部品が入荷しています。旧いから部品とか大変なんじゃないの~?っと思うところですが、その点に関しては全く問題無しです。むしろ155あたりの年式の車が部品の入手困難な物が多く手こずります。

カムシャフトとリフターがすり減って異常摩耗が発覚しましたので、カム廻りの作業を進めています。
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こちらがすり減ったカムシャフト本体。左側が減ったカムシャフトです。三角形の山の頂点が平らになっているのが分かりますね。これだけすり減ってはかなりの性能低下に繋がります。バルブが最も開いて欲しい時に開かない。。そんな事が起きるのです。排気側ですので排出したいガスを思うように排出出来なくなります。

こちらはその減ったカムの下側のリフターです。
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お見事な位にガリガリに削れています。オイル管理に問題があったのでしょうね。良質なオイルを定期的に交換しておけば防げた事例です。

バルブクリアランスを測定・調整し、バルブタイミングを適正に調整し、組み付けを進めています。
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この作業を行う為の専用ツールです。

インジェクションのアルファツインカムですが、今となっては十分に旧車です。
年式としては新しい部類ですが、ジュリア系の血統を引き継ぐ最期のFRアルファとも言えます。
タイミングチェーンのメカニカルな雰囲気が時代を感じさせます。
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まだまだ行う事は多いですが、届く部品の状況と合わせて進めていきます。