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工場通信

メガーヌ2RSはトランスミッション本体の一部に不可解な状況を確認 MEGANE2RS part.4

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フライホイールの交換やクラッチ交換を終え、トランスミッション単体の点検と消耗品の交換を進めて行きます。ベルハウス内部も、ミッション外部も徹底的に洗浄を行いましたので非常にキレイになりました。

レリーズシリンダは、この機会でなくては交換が出来ませんので現段階で漏れやベアリングの不具合が無くとも、必ず交換します。シリンダを取り外し、メンドラシャフトの中央部を確認すると、何やら違和感を感じます。
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ん?フロントシールなのでしょうか?本来ならばシールが収まっていそうな箇所に熱で変形した物が確認できます。

外してみると。
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原形が分からないくらいに変形しています。シールの様にも見えるのですが。。
でも、フロントシールはミッションの内側から入っているのです。
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変形した物の外寸や内径を測定し、パーツリストを確認してもまるで出てきません。フロントシールにはオイルの滲みが確認出来る為、ミッションの分解を伴いますが交換した方がよさそうです。お客様と相談・打ち合わせですね。

トランスミッションが降りているうちに交換しておきたい、クラッチ操作系のパーツ。マスターシリンダも今のうちに交換します。
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どこに装着されているかと言いますと。
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画像中央部付近の穴が開いているところです。ブレーキマスターバックのすぐ隣ですが、場所が狭く作業性が悪いです。ミッションが無ければ下側からのアクセスで作業性が向上します。
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シールリングの付いた油圧配管も交換します。
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フレームを外し、その際にストラットも取り外しています。ダンパーやスプリングには現状の問題は無さそうですので、この機会にストラットアッパーマウントのみを交換しておきます。
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ルーテシア3も、メガーヌ2.3もアッパーマウントはサンドイッチタイプではなく、ハウジングにボルト留めをする方式で固定されています。確かにこれだけハイパワーな車がストラットがきっちりと固定されていなければ怖いですよね。ストラットマウントのヘタリ・劣化は形状によっては確認し辛いのが難点です。スラストベアリングも一体になっている為、一つの部品として担う役割は大きいです。

順次作業を進めています。

Written by Hashimoto