各部の組み付けを終え、ついにエンジンに火が入りました

各部の基本整備や、同時交換部品の組み替えを終え、ようやく車体に搭載となりました。
しかし、バンパーが無いムルティプラの前からの見た目はなかなかな出で立ちですね。
開口部の広いエンジンルームのおかげで、搭載作業自体は比較的スムーズに行えます。

エンジンマウント類、3点共に新品に交換しての作業も進めています。
 
 
ムルティプラのエンジンマウントも、生産終了品が混在しています。
アルファロメオと形状は良く似ていますが、固定部の形状が微妙に違います。
当社での管理ユーザー様の事を考え、常時1~2台分のマウントをストックする様にしています。
新規作成した電源ケーブルをバッテリ端子と接続したり、マニホールドや点火系を
組み付け、ホースの組み付けやエアコン配管、などなどまだまだ作業が残っています。

あらかじめ外しておいたラムダセンサーですが、エンジン新調に合せてセンサーも交換です。

エアコンのレシーバタンクも交換します。

永年使用していると、内部のフィルターに詰まりが発生し、エアコンの効き具合に変化が
出て来ます。ガス量が正常であっても、イマイチな冷え具合な時の要因の1つです。
ドライブシャフトのブーツ交換も行いまして、リフレッシュしたドライブシャフトを
トランスミッションに取り付けるのですが、ムルティプラのブーツは車体に取付後
ブーツバンドを締め込む作業が必要です。

この時に、狭いスペースで確実に締め付けを行う必要がある為、この様な工具を使用しています。

かなり使える工具です。

一気に各部を組み付け、始動確認を終えました。
追加の部品を待ちますので、バンパー装着と、試運転はひとまずお預け状態となります。

エンジンの様子を見ながら、しばらくは大人しく観察状態となります。
Written by Hashimoto














