ルーテシアのブレンボキャリパー&リヤキャリパのメンテナンス


車検整備としてお預かり中のルーテシア3RSです。
ブレーキ関連のメンテナンスを始めます。今回行うのは、前後ブレーキキャリパのオーバーホールです。

先ずは前後のブレーキパーツを取り外します。
4つのキャリパーを一斉に分解しますので、左右の部品が混在せぬ様に気を付ける必要があります。

今回は、新たに導入した新兵器の力にスポットを当てていきたいと思います。
こちらは取り外し、ブレーキパッドとキャリパピストン&シールを抜き取ったキャリパーです。

新兵器の使用により、アルミ素材に沈着した汚れがスカッと気持ちよく除去できました。素材感を損なうことなく、自然な仕上がりを維持した美化を実現します。

リヤキャリパーのアルミシリンダーも、スチールのブラケットも美しく仕上がります。ベース素材のメッキにダメージを与えずに仕上げる事が出来ました。

これまでにも、様々な清掃・洗浄方法を試みてきましたが、今回の仕上がりは新兵器無にはあり得ない結果だと思います。
新兵器とは「メディアに重曹を使ったウォータブラスト」です。前から気になっていたのですが、満を持して導入です。
作業効率と言うよりは、作業クオリティの向上ですね。効率と言う面では、ここまでの美化を望まなければ不要な作業となりますので、施工した分時間を費やすことになります。
設備導入から、実用まで半月を要しましたがようやく実用化が可能になりました。周辺環境を整える事が大変でした。
またの機会にご紹介しようと思います。

既存ユーザーの皆様、ブレンボキャリパをはじめとするスタンダードなキャリパーシールキットについてのオーバーホールはお任せください。
ほとんどの車種のリペアパーツを自社ストックにて完備しています。
(パーツの単品販売及びキャリパー単体のオーバーホールは承っておりません。明記していますので、メールでのご質問についてはご返信を割愛させて頂きます。)

作業前・後のクオリティは見た目に明らかです。



ホイールの隙間から覗くブレーキパーツが美しいと、車全体の佇まいが良くなります。
完調な車は見た目も良い。「速い車は美しい」と似た表現ですが、やはりそう思います。
良い仕事は、良い仕事環境から。基本に忠実に工場のパワーアップを続けていけると理想です。
Written by Hashimoto

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