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工場通信

アルファロメオ ツインスパークエンジンへのMSA取り付け

絶賛ブレイク中なMSA、を今回は147TSに取付けしました。

ツインスパークという名だけあって、ひとつの燃焼室に2本のプラグが装着されています。
往年の名車 GTA1300juniorなどにも採用されていた点火システムの継承ともいえます。
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GTAのエンジンルームです。所狭しと、プラグコードが配置されていますね。
こんな時代から、マルチスパークのアイデアは存在していたのですね。
当時としては画期的なシステムで、その後も2輪メーカーなどが採用しています。

で、今回注目すべき点は元々ツインスパークしている(1回の燃焼行程で2発分火が飛ぶ)
エンジンにMSA・マルチスパークを装着するとどうなるのか?
2本のスパークプラグに3800回転まではそれぞれ5回着火する事になります。
(それ以降の回転域では3回着火)
瞬間的に10回の着火が可能という事になります。
考えただけで凄いですね。
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こちらはツインスパーク147のエンジンルームです。
1つのコイルから分岐させて、同時にスパークさせています。
年式が古い145や155になると、プラグコードの配列が変わってきます。

つまりアルファロメオは、大衆車であるエンジンのフィーリングを少しでも良くする為
贅沢な点火システムを市販車に振舞った、という解釈もできます。

それが、何年もの時を経てこのシステムの性能を最大限に発揮できる時がきました。
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MSA 4ch ツインスパーク 対応モデルです。
これを147に装着します。
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走行距離は軽く10万キロを越えた147ですが、メンテンナスが行き届き
非常に良い状態の車輌です。
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取り付け後のオシロスコープによる確認でも、がっつりと5回スパークしていますね。
これが2本のプラグに発生している、という事です。

試運転を行うと、素晴らしい!の一言です。
発信時から明らかに太い感触を保ったまま、高回転までその図太さを維持して回るエンジンは
乗り易く、パワー感があり、楽しめるエンジンフィーリングへと変貌しています。

MSAとツインスパークの融合により、これまでに体感した事の無いフィーリングへと変化を遂げました。
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レデューサの効果との相乗効果も見逃せません!

さあ、まだまだこれから!な147・156乗りの方、声を大にしておすすめします☆