アルファGTV リヤ・サスアームのリペア
ピロボールとブッシュの使い分け


アルファロメオGTVのメンテナンスを開始しました。916系GTVのリヤサスペンションは、他のアルファロメオには無い構造を持ち複雑かつ高級な造りとなります。
マルチリンクとなる為、構成部品が多く不具合が出た際は修理費用が嵩むのがネックです。
大抵の場合は、リヤのマルチリンク機構のアーム本体の交換を強いられるのですが、部品代金だけでかなりの高額整備となります。

リヤはロワアームが2本・アッパーアーム・トー調整用のロッド 計4本のアームで構成され、左右ですので合計8本のリンク機構となります。
今回は、ここをかしこくメンテナンスしていこうと思います。

また、アーム先端の部品としてGTVにはスフェリカルボールベアリング・スパイダーにはラバーブッシュと、部品の使い分けもされているのも興味深い点です。

スフェリカルベアリング故に、金属摩耗によるガタつきの発生は長期的な使用過程で必ず発生します。ブッシュの劣化よりもスフェリカルの劣化は分かり易いのは難点です。
まずは今回の整備対象となるアームを取り外します。


アームに合計4個のスフェリカルボールベアリングが組まれています。
アーム本体が悪くなることは無く、末端が消耗箇所となります。
できれば消耗箇所の組み換えのみが行えるのが理想的なので、部品を探していると。

ゴムブッシュも、スフェリカルベアリングも見つかりました。
今回は耐久性を重視し、ブッシュとベアリングを使い分けてリペアを行います。

ベアリングを抜き取ったアームのホール内部は錆が発生している為、新品組付け時の弊害となります。
内面を清掃する事が大切です。

環境を整えて、組付けを始めます。

この手の車は、当初の予定と内容が変わることが多いです。どういう意味かと言うと、作業を進める中で追加項目が増えてしまいます。
今回も例に漏れず、その他の気になる事も出てきました。

引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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