プジョー508 各部のリファインをスタートしました
ステージ1メンテナンスの開始


ステージ3メンテナンスを進めながら、同時に「ステージ1メンテナンス」も進行します。
ステージ1という名前からも分かる様に「まず最初に手がけたい」という意味を込めた、当社の基本整備の入り口です。

昔からそうですが、電気の巡り不良は確実に車にとって悪影響です。
電圧ロスが発生している箇所は、抵抗過多となる為発熱を繰り返します。発熱を繰り返した箇所は更に抵抗が増え、接続箇所の状態はどんどん悪くなります。

それらの悪さの芽を早めに摘むのがステージ1メンテナンスですので、施工時期に遅すぎることはありません。

新車にも、20年経過したお車にも、当社でメンテナンスをこれからお任せ頂けるお車には全車施工させて頂いています。

508のように車のサイズが大きく、そして重たい、複雑な電装品も盛り沢山装備された車ですが、バッテリターミナルの新車装着品はお世辞にも良い物とは言えません。こういうところの劣化が進むと先程の悪循環が進行します。ステージ1メンテナンスではこのような箇所を良質な部品に組替え、配線系統の強化を行いながら電圧ロスを最低限に抑えられるように作業を行います。


バッテリポストへの接触面積を増やせると、単純なことですがバッテリ性能をしっかりと使える様になります。
逆を言えばバッテリに充電される電圧も、導きやすくなります。

(ターミナルの単品販売は行っておりませんので、ご了承下さい)

マイナスターミナル側は、充電制御用の部品を兼ねたターミナルが装着されています。
非常に大切な働きを担う場所ですので、接触面積の多い良質な部品が使われています。

しかしながら、メインアースの頼り無さは否めませんので、上手く追加アースを取り付けます。

通電状態を良くするためのバッテリターミナルグリスを塗布し、酸化防止の処理も行います。


電圧ロス改善を確認し、作業完了となります。

引き続き、エンジンマウント一式の交換を行います。

Written by Hashimoto

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