ジュリエッタ1750はタイミングベルト交換
エンジンマウントはオイル漏れを起こしていました


短期間にとても多くの距離を走られるお客様のジュリエッタは、タイミングベルト交換の為にご入庫です。

画像は無いのですが、一年ほど前に交換したはずのタイヤの残量がスリップサインの手前まで減っておりまして、その時から何キロ走行したのかを履歴を元に確認すると。。
なに~?!4万キロ!!? そんなにも走っていたのですね。驚きました。
タイミングベルトがご無事で何よりでした。

ベルト本体の劣化は、それほど酷くは無く、1750はゴム質が良いのかな?と思いながら各部を分解すると。

タイミングベルトを張る為のテンショナーベアリングは、2個ともとても悪い状態になっていました。取り外した2個のベアリングは、手で回しただけで「シャーーッ」と軽々低抵抗で回る状態になっておりました。
納車の際に部品をご覧頂いたお客様方は、低抵抗はいけない事なんですか?とコメントを頂くことが殆どでして。ベアリングと聞くと、いつまでも回転する物を良しとする認識が大い様です。ラジコン・自転車・ミニ四駆などで触れたベアリングは低抵抗が正解ですが、車の場合は適正温度の際に最良の状態で回転できる事が重要です。

そしてもう一つ。取り外したエンジンマウントは、微振動吸収用のオイルが漏れ始めた所でした。
エンジンマウントの裏側のゴム素材を指で押すと、オイルがあふれ出してきました。

取付部は、オイルが垂れ流れた痕跡も確認です。

スロットルボディの取り外しも行いましたので、ついでに清掃を行い、各部の組み付けを仕上げて行きます。

電子制御スロットルですので、汚れの蓄積がエンジンの補正に対して若干の妨げをする事は多いです。不具合が始まる前に清掃を行う事で安定感のあるアイドリングを保てるという事ですね。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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