テンサンラリーはクラッチワイヤも交換し爽やかな操作性に


クラッチ交換作業を進めているテンサンラリーです。
フライホイールは、洗浄を行う事で綺麗に仕上がっています。
洗浄作業により、ノックピン付近の錆や汚れを除去する事が出来ました。クラッチカバーを外す際に、ノックピンとカバーの勘合がキツくなっており、ボルトを緩めてもカバーを外す事ができませんでした。
洗浄で綺麗になり、新たなクラッチの組付けをスムーズに行う事が出来ました。

クラッチメカニズムの交換と併せて、状態が悪ければ交換をしておきたいのが「クラッチコントロールケーブル」クラッチワイヤです。
106シリーズはクラッチの操作系は油圧式ではなく、ご覧の通り機械式となっています。
最近は油圧式クラッチである事がほとんどですね。

クラッチワイヤと、ペダルを連結する部分は樹脂でできています。
クラッチ操作の力を受け止める大切な場所ですので、経年劣化で割れてしまっては大変です。

ミッション側のクラッチレリーズレバーとの連結はこちら側です。ワイヤ本体は、金属のカシメ部品により連結されています。
ここも負担・負荷の掛かる場所ですね。

クラッチ機構とワイヤーを交換する事で、とても軽い操作性に戻りました。
軽さにオーナー様はきっと驚く事でしょう。

続いてはブレーキ関連の整備を進めて行きます。
Written by Hashimoto

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