アバルトは前後ブレーキO/H
バージョンアップ要素も盛り込みます


きちんと止る。バランス良く停まる。そんなブレーキシステムを目指して、メンテナンスとチューニングを同時進行で進めて行きます。

アバルト595は、前後ブレーキのリファイン&バージョンアップの為にお預かりをさせて頂いています。
以下は今回の施工内容です。
◆前後ブレーキキャリパのO/H
◆ブレーキホースをステンメッシュに変更
◆リヤビッグロータの組付け
◆リヤブレーキパッドの交換
一度に行うと、金額は嵩みますが一度に行う事により効率的ではあります。

融雪剤被害が大きい車ですので、その影響はこんな所にも現れていました。
リヤキャリパのスライドピン。動きが悪いと思ったら、盛大に錆びていました。これではまともに作動しません。
ブレーキは、何か一つでも欠陥があるだけで、正常作動が行えなくなります。
引きずったり、片効きしたり、良い事はありません。

リヤセクションのブレーキパーツをばらばらに分解します。
ビッグロータを装着しますので、標準装備のバックプレートも取り外します。

凝り固まって動きが悪くなっていたスライドピン・キャリパピストンを抜き取り、適材適所で洗浄を使い分けて綺麗に洗い上げます。

特にこういう箇所は、綺麗に保っておきたいです。

ブレーキパーツですので、使えばまた汚れるのですが、そういう問題では無くきちっとリセットを行います。

純正のドリルドロータから、スリットタイプのビッグロータに変更します。
そして、6ラインのステンメッシュ・ブレーキホース。
ステンメッシュブレーキホースは、個人的に好きなアイテムです。

ブレーキを踏んだ際の印象がまるで変わります。踏力に対してリニアに制動が立ち上がる。ロスの無いブレーキ制動を実現します。


ブレーキキャリパのO/H ロータ交換・ホース交換 を行い、リヤ側の組み付けが完了です。
この後はフロントブレーキも同様に作業を進めて行きます。
Written by Hashimoto

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