アバルトを楽しむ人気パーツを2点盛り


アバルト乗りの方からリクエストの多い エンジン・フィーリングアップ の為のパーツ2点を取り付けさせて頂きました。

楽しむ為の車造りをご提案させて頂く中で、純正品と置き換える事により、ポテンシャルアップを図れる事が色々とあります。
今回取り付けをさせて頂く、BMCのOTAもそういう部品のひとつ。
でも、せっかく取り付けるならばそのパーツの持ち味を一層引き立たせる手法で取付たい。そんな思いから既製品を取り付けるだけでは無く、すこしの工夫を施して取り付けているのが今回の取り付け方法。
最強アバルトとして名高い、メーカが作るチューニングマシン「ビポスト」それに採用されているエアクリーナもBMCのOTAであり、吸気系統チューニングを考えた取り付け方である事が特徴的です。

ビポストのエアインテークシステムを購入しようと思うと、かなりの高額部品となるので、既製品を使って指示書通りでは無い取り付け方を試み、その結果ビポストに習ったレイアウトでエアインテークを構成するのが「ビポストタイプ OTA」となります。
専用のステーをインテークイマニホールド上に固定し、そこにボックスクリーナを配置。
クリーナボックス~エンジンのエアインテークまでの距離を可能な限り延長する事で、ボックス内部に仕込まれた整流効果を一層発揮します。

クリーナボックスのフレッシュエア導入口には付属のファンネルをダイレクトに取り付ける事で、力強く高効率な吸気を可能とします。

この工夫が結構効果的に働き、セオリー通りの取り付け方とは一味違ったフィーリングをお楽しみいただけます。

エアクリーナの組付け時に、同時施工をさせて頂いたのが V-UP16 の取り付けによる、エンジン点火システムのバージョンアップ。
純正のイグニッションコイルとスパークプラグから放つスパークの力を、部品交換では無く後付けによる強化パーツにより、その性能を向上する事が可能です。

組付けに際しては、車両側のワイヤーハーネスの一部に加工を施す必要があります。

電源を供給する配線に、V-UP16の入出力を繋ぎ合わせます。
アバルトは、施工箇所が狭いレール内に収まる為、うまく配線処理を行うには若干のコツが必要です。
いかにもな後付け!という感じは極力抑えたいので、丁寧に配線を繋ぎ合わせる様にしています。

本体の取り付け場所は、アバルトの定番ポジションに設置しました。
取り付け後の整備性悪化につながらぬ様に配慮して、設置場所を決めています。

エアクリーナとV-UP16の取り付けにより、分厚さとエンジン回転上昇の滑らかさが向上し、乗りやすい・そして楽しい フィーリングをご提供させて頂きました。
Written by Hashimoto

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