カングー BE-BOP クラッチ関連の整備


カングー BE-BOP は、クラッチ操作時の異音修理のためにお預かりをさせて頂いています。
随分と前から症状が発生し、悪化すること無く平行線を辿っていました。

原因はレリーズベアリングより発していると推測し、交換と合わせてクラッチメカニズム一式も交換をさせて頂く流れとなりました。
ルノー系のトランスミッションは降ろし慣れているので、必要箇所を分解しスムーズにトランスミッションを取り外します。

こちらがその音の発生源「クラッチレリーズシリンダ+ベアリング」です。
最近はこういう構造が多くなりました。部品構成が少なく抑えられるのは良いですが、油圧漏れを起こした場合はミッション降ろしが必須となる事が難点でしょうか。

クラッチディスク・カバーを新調し、各部の組み付けを行います。


油圧シリンダはもちろん交換、ミッション本体の清掃を終え、ねじ部の潤滑処理も行い、車両への組み付けを行います。

全体像を撮っていませんが、カングーBE-BOP とても個性的な車です。
超ショートホールベースが生み出す独特な乗り味は、ファミリー向けカングーとは全く異なる個性派な仕上がりです。
こういう車を作ってしまうルノーって、素敵です。
Written by Hashimoto

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