ルーテシア3RSは燃料ポンプの予防交換


いまでこそルーテシア3RSの集う店ですが、その始まりはこちらのルーテシアにお乗りのお客様のおかげといっても過言ではありません。
数年前にご新規様のお車として携わらせて頂き、フルメンテナンスに加えサスペンションやもろもろをお任せ頂き、当社らしさを存分に詰め込んだ車として仕上げさせていただきました。

遠方のお客様ですが、定期的に見させて頂いています。
今回は、車検整備と合わせて予防整備として燃料ポンプの交換とオルタネータ交換を行います。

ルーテシアの燃料ポンプ、結構難儀な作業でして。
マフラーと燃料タンクを取り外す必要があります。そうなると、大きなディフューザパネルも取り外さなくてはいけません。
ちなみに、通常の場合は室内のリヤシートを外せば燃料ポンプへのアクセスが可能ですから、今回の様な分解は不要です。
ブレーキラインとサスペンションも邪魔をするのですが、そこは今回は分解せずに交換を行います。

降ろしたタンクの上部にポンプが備わります。
永年の使用で黒ずんだ埃で満載です。

燃料ポンプの新旧。
燃料計を作動させる元となるセンサも備わる為、念の為に抵抗値測定も行います。

ポンプ交換後、タンクの上から燃料が漏れてきたら大変ですので、漏れチェックを行います。
室内側からポンプ交換が可能な場合は、交換後すぐにスタンドに行って満タン給油を行って、漏れを確認できるのですが、今回はそんなわけにいきません。
全てを組み付け、満タンにし、漏れてきたらまたやり直しです。

ですから、スモークテスタを用いた漏れチェックを行う事にしました。
エアープレッシャで圧力を与える事ができますので、燃料タンクを密閉し、テストの施工。
数分間のテストを行い、機密保持を確認→OK.となります。

最近の燃料ポンプは耐久性が上がったのか、突然死の遭遇が減りました。
とはいっても電気部品。やがてかならず寿命が来ます。

安心を得るために、予防交換を行う。大切な事です。
Written by Hashimoto

関連記事