ルーテシア3RS クラッチ関連の整備
フルメンテナンス進行中


思った以上のクラッチ消耗に驚いたのは、フル・リフレッシュ進行中のルーテシア3RS。
走行距離のバロメータ以上に消耗したクラッチは、スリットが消え見事にペラペラな状態となっていました。

あと少しで滑りが発生していたであろう、クラッチディスクを見ると「ご案内をさせて頂き良かった」そう思います。

クラッチペダルの操作性がとても重たいとは感じていました。
それもそのはず。クラッチカバーのダイヤフラムスプリングは火山火口の様に盛り上がった状態でした。
ダイヤフラムの盛り上がり=クラッチディスクの消耗ですから、盛り上がった分踏力が必要になります。

取り外したディスク厚=6.5mm

新しいクラッチディスク厚=8.5mm

2mm消耗したクラッチディスクは久々に見ました。
たかが2mmですが、クラッチディスクはブレーキパッドの様にたっぷりの厚みのある物では無いので、すこし減っただけでも影響は大きいです。

「トランスミッションハウジング内のレリーズシリンダ&ベアリング」

ベアリングの状態がとても悪くなっていました。
手で勢いよく回転させると「シャーーッ」と音を鳴らして軽く回転します。
潤滑グリスが完全に潤滑性能を欠如している事が分かります。

レリーズベアリング交換と合わせて、その奥側に備わるシールも交換します。
トランスミッションのフロントシールですので、この距離と年数経過を考慮すると今現在は漏れていなくとも、交換しておきたい部分です。


フライホイールを組付け、クラッチを組付けます。
フライホールは、トルク+角度での締め付けを行いますが、いつも使用するフライホイールロックツールがとても重宝しています。
特に角度締め付けを行う必要が有る際は、デジタルトルクレンチを適正に使用する為にもフライホイールのロックはとても重要な要素だと考えています。

この後は、細かな対策作業を施して組付けを進めて行きます。
Written by Hashimoto

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