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工場通信

プジョー406クーペ 点検作業の開始・まずは拾い出し作業を行います。

2015/04/17 | 何気ない作業風景

当社で整備をお任せいただいている406クーペが入庫しました。
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このお客様、走行距離の増え方が凄いんです。
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エンジンルーム内に貼ってある当社の整備済みステッカーの日付と距離
H23.6.8 24837キロです。
H27.4.17の走行距離はメーター表記で118087キロ!
約4年間で 93250キロ走行された事になります。
年間走行距離は 23300キロですね。
ハードユーザですね。

一年に一度はお預りし、定期点検とメンテナンスを行っています。
今回もその様な内容で入庫しました。

リフトアップし、各部をチェックしてみると、昨年は気にならなかった箇所も傷んでいますね。
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クランクシャフトプーリは、ダンパー部が空転を始めています。
赤丸印が3つありますが、これは過去にマーキングした一直線が空転により分散した事を意味します。
目視確認すると、ダンパー機構でもある ラバー 部分は酷いひび割れを起こしていました。
この症状、末期になるとベルトがかかっている外周部分が脱落し、ベルトが外れ、巻き込みにより
タイミングベルトが切れたりします。
走行中にそれが起きたらと思うと、恐ろしいですね。

こちらの赤丸部分は、エンジン冷却水を各部へ振り分ける分岐パーツです。
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この部分も経年劣化に伴い、劣化が進行する場所です。
末期には、ホースバンドの締め付け力により樹脂が負け、破損・水漏れ・走行不能となります。
事前に水漏れを起こすケースは少ない為、兆候を問わずに今回は交換しようと思います。

悪い事ばかりではありません。
タイヤの減り具合が非常に良いです。
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非常に良い減り具合?と思われるかもしれませんが、タイヤを最後までロス無く使うという事は簡単な事ではないのです。
偏磨耗をせずに、トレッド面全てが均等に消耗しています。
そろそろ交換次期は近づいていますが、この感じであればスリップサインが出る直前まで均等に減り続けるでしょう。
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昨年、当社でビルシュタインB4に変更し、その際に4輪トータルアライメントも施工しています。
その恩恵が乗り心地だけではなく、タイヤの寿命にまで良い効果を出していますね。

今回の作業内容は、タイミングベルトをはじめとし、その他の消耗品の交換・油脂類の交換となりそうですね。
この後、テスタによる診断も行いながら、見積りを作成し打ち合わせを行います。

この様な形態の記事は珍しいですね。いつもの結果論では無い、作業に入る前の状況をお届けしました。