アバルト595 リフレッシュ&水漏れ修理


アバルトをビンっと元気にするべく、メンテナンスご依頼を頂きました。
昨年に初診点検をご依頼頂き、その後のプランご提案~今回の整備お預かりへと相成りました。

走行距離は11万キロを越えたところ。
「過走行?で無く。まだまだこれからです!」
車は愛情を注げば、どれだけでも乗れます。

今回の作業内容は以下の流れです。
スチーム洗浄一式
ステージ1メンテナンス
ステージ3メンテナンス
タイミングベルト交換
エンジン冷却水漏れ修理
MTA作動油交換

各作業は順調に進行し、タイミングベルトの交換を始めています。
このタイミングで交換を行っておきたい箇所は一斉にリファインするのが、効率の良い作業の進め方です。

初診点検の際にご指摘をさせて頂いていた項目の中で、気になる症状が「エンジン冷却水漏れ」でした。
タイミングベルトカバーの中から流れ出たLLCが、乾いて結晶化しており、ウォータポンプか、ブロックに埋め込まれているブロックプラグが原因の候補です。

お見積りとしては、ブロックプラグから漏れている事を想定しての内容をご提示しています。
ベルトカバーを開けるまでは確証が持てませんが、開けて納得・安心のないようでした。

原因は、ウォータポンプからの漏れである事がわかりました。

前回のウォータポンプ交換の際に、形の異なるポンプが使われていたことも分かりました。
インペラの形状とサイズが異なります。


インペラが小さいのですね。新たに取り付けるポンプは、厚みがあり、冷却水を沢山掻く形状です。

スパークプラグも新調します。


ステージ3メンテンスを行っていますので、施行可能な車種についてはシャーシダイナモによる記録を行います。

作業前よりエンジン出力がしっかりと出ているアバルトでした。
一連の作業を施工後、仕上げの記録を行い変化を確認します。
レブリミット直前までしっかりと高出力を叩き出す結果に満足です。
また、同出力を得る時間が短くなっていることも、実際の測定出力以上に体感度が高くなるポイントです。

メンテナンスにより、車輌状態をリフレッシュし、その後足りない箇所をアフターパーツなどを用いて好みの車に仕上げて行く。
これこそが車遊びの醍醐味です。
Written by Hashimoto

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