セルモータ不具合と思いきや、原因はコレ!?


とても面白い修理を行いました。
車輌はアルファロメオジュリエッタ1750QV 走行距離は20万キロオーバーです。

お客様よりお伺いした症状について、トラブルシュートを行いました。
内容は「時々スタータモータがスムーズに作動しない事がある」です。
この様にお伺いすると、距離が距離なのでセルモータ本体と思いたい所であるのが本音。

電源関連で何か不具合が起きているかも?と思いまして、点検を始めると電気配線接続に目視での違和感を感じました。
焼けたような痕跡と合わせて、触ると熱を帯びています。
動画に様子を収録してみました。

次はエンジンを始動し、電気負荷が発生した際の同箇所についての様子です。
時折燃えるような様子も確認出来ます。


電線の端子は黒焦げた状態になっていました。
各部の接触抵抗を改善し、組み付けを行うとこれまでの異常な状況は全て改善され、正常な状態に戻りました。

今回は車検整備でのお預かりですので、期間中はセルモータの作動を随時確認しながら作業を進めて参ります。
Written by Hashimoto

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