パンダ3 ハンドルの位置を下げたい
チルト機構の上限/下限の位置を全体に下げてみました


運転姿勢:ドライビングポジションはドライバーの体型・好み・用途により千差万別、様々な設定があります。
自動車にあらかじめ設定された調整範囲が、自身の好みに合っているかはユーザーのみが知る事ですね。

今回の作業車輌は パンダ3の4X4です。
今年の1月にローポジションアダプタを用いて、シート位置を下げた車輌です。
高身長なお客様ですので、シートの高さが気になり、ローポジション化を実行。その後、シートポジションは改善されたものの、半年が経過し次なるご相談として「ハンドルの位置はチルトの調整範囲以上には下がらないかな?」という内容でした。

「出来るかどうかは、見てからの判断にしましょう」と、させて頂きました。
構造を覗き込んで、固定位置を確認。ある程度は下げられるようになると判断し、施行してみます。
冒頭画像と、次の画像はチルトアジャストの上限/下限の純正状態。
確かにシートに対してハンドルの位置は高めです。

そして、施工後のチルトアジャストの上限/下限が以下の様になりました。
先ずは上限位置。
上限位置が作業前の下限位置程度まで下げる事が可能になりました。

そして作業後の下限位置。
コラムカバーとメータパネルの間の隙間を見ればその差が一目瞭然。
ステアリングホイールの角度もなんとなく自然にドライバの方向を向くようになりました。
斜め上を向いていたのが、正面に位置する様になっています。

バリバリと行う作業とは趣が異なりますが、ユーザーの理想を形にするという意味ではやり甲斐度の高い作業です。
Written by Hashimoto

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