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工場通信

スフェリカルアッパー応用編 アラゴスタ車高調整KITとの適合確認

口を開けばスフェリカルと言っている今日この頃なメカニックのハシモトです。

ちょっと偏っていますが、もう少しスフェリカルのネタを。

今回は、パンダ100HPにお乗りのお客様より、足回りのご相談をいただきました。
「アラゴスタの車高調を組んでいるのだけれど、どうも安定感に欠ける気がして」との事。

お車を拝見し、試運転・SDLテストを行ってみると、確かに...なフィーリングです。
組んでいるパーツチョイスは良い物のはずなのに。
なんだろう?この違和感は。
正直そう捉えれるフィーリングでした。
減衰調整を変化つけても、しっくり納得な乗り味にはなりません。
そういう問題では無い、という事なのですね。

原因は、そう。やはり純正アッパーマウントの不具合です。
スポーティな足回りにすればするほど、悪い部分が分かり易くなるのが純正マウントのダメな点。

今回は、ダンパーの頭に減衰調整ダイヤルを備える足回りに、スフェリカルを装着です。
途中の画像はありませんが、きっちりと組む事が出来ています。
CIMG2077 CIMG2078
SessAスフェリカルアッパー N-1とスラストベアリングの組み合わせです。
スフェリカルベース部と、スラストベアリングの隙間に組み合わせるのは、専用のロングアダプタです。
アダプタ類の設定も最近は増えてきた為、把握するのにも一苦労な今日この頃。

ダンパートップのナットを旋盤加工で、形状変更が必要でしたが無事に組み付けることができました。
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減衰調整ダイヤルも装着できました。

前後ともに、下側から見上げるとこんな感じです。
リヤ側は、今回特に何かを行ったわけではありません。
アラゴスタとSessAスフェリカル、ドライブフィーリングも良好なのですが、組み合わせ後の
ビジュアルバランスも良いですね。
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仕上にはもちろん必要な 4輪トータルアライメントです。
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作業前と、作業後のSDLテストレポートも見応えがあります。
まずは、作業前。
フロント路面粘着率は悪くはないものの、なんとなく乱れ気味。
リヤはありえない程に落ち込んでいます。
そして、リヤのサイドスリップ値が以上に大きいです。
これではクイックなステアリングフィールは味わえません。
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そして、作業後。
粘着率が前後ともに安定し、サイドスリップ値も落ち着かせました。
こうでなくては!という結果を作り出せました。
サスペンションは、組み付けるだけでは無く、その後の調整が非常に重要である事がよく分かる結果です。
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しっかりとしたサスペンション機能をお望みの方、今の不満点を私どもにお聞かせ下さい。
出来る限りの対処を施します。
(出来る限りの対処とは、お電話やメールで実現する内容ではありません。ご了承下さい)