メガーヌRS エアコン・コンプレッサ異音と..
タイミングベルト交換


メガーヌ3RS はタイミングベルトの交換ご依頼を頂いていますので、メインとしてベルト交換です。
それと合わせて、エアコン作動中に限ってエンジン回転と同期した「コンコン..」と継続的に続く異音についても修理を行います。

コンコン音の原因は、音の感じからしていかにも「クーラーコンプレッサの不具合」と推測します。
メガーヌやルーテシアは、コンプレッサの不具合が起きる事例が多い様に思えます。
コンプレッサは機械部品ですから、内部の潤滑は必須。初期の頃の潤滑不足が時を経て音として症状が現れているのでしょうか。

FF車のタイミングベルト交換は、レイアウトの都合上エンジンマウントを切り離して作業を進める事が殆どです。
ですので各部の分解を進める際、リフトで車輌を上げて行う作業と、マウントを切り離してから行う作業に分類されます。
画像は、下から見上げたタイミングベルトの構成です。この角度は初期の段階しか見る事が出来ないと言う事になります。

下を分解した後は、エンジンを支えて上側の分解を進めます。
ベルトの背面は派手なひび割れは起きていませんが、細かな割れは無数に生じていました。

ルノーF4系エンジンのタイミングベルト交換時に組み付けを行う定番商品と言えば..
そうですね、コチラ「SessAアルミクランクプーリー」です。

F4エンジンに標準装着されている純正のクランクプーリには種類がありまして、重量がそれぞれ異なります。
ルーテシア3RSが最も重たく約2キロ。メガーヌ3RSは1.4キロ。
アルミプーリーは900グラムという重量差です。
クランク軸上の回転部品の重量軽減は、エンジンの回転加速度を向上させ瞬発力を上げる事から、レスポンスアップに貢献します。

大きな塊感のある「エンジンアッパーマウント」も組み戻し時に交換します。

タイミングベルトの交換を終え、作業に区切りをつけたところで「エアコン・コンプレッサー」の交換に移ります。
ルーテシアに比べると、コンプレッサ付近のスペースが少ない為に作業性は若干悪いですが最小限の分解で組み換えが可能です。


こちらのコンプレッサは、マグネットクラッチ式では無くPWM制御のソレノイド式。
現代となっては普及の増えた方式ですが、当時では結構珍しい新方式でした。
ゆえに、エアコンが作動を始めた際の「カチ」とした音が聞こえません。コンプレッサ稼働率をソレノイドが決めています。

ですから、ソレノイド部分が悪くなるとエアコンの効き具合に影響します。
マグネットクラッチが悪くなる場合と同様ですね。

メガーヌはこの後、ブレーキ周りの整備・アライメント作業・V-UP16の取付へと移ります。
Written by Hashimoto

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