106シリンダヘッド 加工上がりをやっとこさリスタート!
4か月ぶりに作業のリスタートです。
106s16は、ヘッドを降ろし、オーバーホールの準備を進めていました。
仕事が遅くてすみません。
平面研磨・バルブシートカット・フェース研磨これらの機械加工を終え、新品以上の精度で組み上げていくシリンダヘッドは得意な業務の一つです。
シリンダヘッドが生き返ると、エンジンはとても調子が良くなる。
スムーズに吹き上がり、下から湧き出る力を感じ、燃費も伸びるという車好きにとっての至福感を満たす結果をご提供できます。
ブロック側の清掃は、4ヶ月前に終えていたのでここからの作業はスムーズに進行できます。
その前に、ミッションを降ろしてクラッチ&フライホイールの交換を進めます。
ディスクの減りは目立たず、カバーの先端のダメージの方が気になる状態になっていました。
レリーズベアリングの干渉面がすり減っています。
ミッション本体は、ハウジング内部・外部共に薄汚れた状態になっています。
このサイズのミッションであれば、洗浄機にそのまま入りますので盛大に洗浄を行う事が可能。
こびり付いた汚れは残るものの、油とダストの表面汚れは綺麗さっぱりな状態まで洗浄を行う事ができました。
今回の施工内容は、軽量フライホイール・クラッチキット・レリーズガイド・各シール関連・マウントとコントロールロッド。
106の同作業時の定番部品を組み替えます。
程よい軽量度合いのフライホイールは、106の軽快な自然吸気エンジンの特性をスープアップし、気持ち良く高回転まで吹き上がる特性に仕立てます。
ミッションの搭載・ヘッドの搭載と、ヘッドボルトの締め付けを行い、タイミングベルトの交換などを終えた状態。
この後は、業務が休暇に入る為、時間を掛けてガスケット密着の時間を設ける事が出来そうです。
連休明けに、エンジンの火入れなど進めて行こうと思います。
Written by Hashimoto