トゥインゴ3に元気を一気盛り!
トゥインゴ3 にお乗りのお客様よりエンジンフィーリングアップパーツの一気盛りをご依頼頂きました。
■EDLC BOX GAIN DRIVE(ゲインドライブ)
■MSA(エムエスエー)
■V-UP16(ブイアップ16)
■REDUCER(レデューサ)
それぞれに個性が光るエンジン性能向上パーツを、一気にインストール!
気持ちの上がる作業です。
MSAとV-UP16のセットアップに際し、必要になるのはイグニッションコイルに供給される電源と信号それぞれの識別です。
それと合わせて、トゥインゴ3へMSAを装着する場合には、一見すると同じに見えてしまうIGコイルですが
実は前期・後期の違いでコイルは別の物が使用されています。
コイルが別物というだけならば、然程問題はありません。
決定的に異なるのが、エンジンECUからの点火信号の種別です。
以下の◆◇は種別の違いです。
◆コイル内部にイグナイターが内蔵されている
◇エンジンECU内部にコイル駆動用のイグナイターが含まれている
その違いを確認するには、オシロスコープで実際の点火信号を確認するのがベスト。
確認したところ、今回のトゥインゴは後期型で
◇エンジンECU内部にコイル駆動用のイグナイターが含まれている が該当します。
この種別によりMSA本体価格が変わります。
◆コイル内部にイグナイターが内蔵されている場合 ¥62.150-
◇エンジンECU内部にコイル駆動用のイグナイターが含まれている場合 ¥102.850-
価格の違いは、内部基板システムが異なる為です。
イグナイタがECUに含まれる場合、そこから先のMSAで点火回数を増大しますので、MSAにイグナイタが必要となります。
その為、後期モデルのMSAの方がお値段が上がります。
MSAとV-UPそれぞれの配線を結線していきます。
トゥインゴ3は、リヤエンジンですので普段行う車とは作業の体勢が異なります。
平起きでは腰痛を発するので、リフトは不要な作業であるものの、リフトに載せ少し車を上げた状態で施工します。
結線した配線をそれぞれの本体と接続し、点火系統のセットアップは完了。
続いては、レデューサの装着です。
既存のブローバイ配管には手を付けず、無加工でそのまま取って置きお客様にお返しします。
デフロスタ配管を接続し、レデューサ本体をエンジン側にセット。
ブローバイガスの還元先も、デフロスタ配管の接続先も、どちらも結構狭い場所への接続となるため通販ではお出ししていません。
施工場所を変更し、GAINDRAIVE の取付の為にバッテリが搭載されているフロント側に移ります。
EDLC本体を、ステーを介してストラットマウント付近に固定します。
プラス配線は、バッテリターミナルを使い接続。
純正の電源プレートにボルトをセットし共締めしています。
マイナスは、ボディアースを使用します。
使用しますと言っていますが、バッテリターミナルのマイナスでも問題はありません。
接続し易く、確実な結線が出来る場所であればどちらでもOKです。
怒濤のフィーリングアップ作業をお届けしました。
優しい乗り味と、まったりとしたエンジンフィーリングが魅力でもあるトゥインゴ3。
多種のアップグレードにより、ドライバーの感性にしっかりと応える機敏なエンジン性能へと仕上がります。
エンジン始動の直後から、今までとは異なる「厚み」を感じ。
走り始めればこれまでとは異なる「鋭さ」をご体感いただけるでしょう。
チューニングはバランスが大切。
今回のアップグレードは、個体の持つ特徴を崩す事無く、総合的な底上げをし足りない部分を補いながら性能を引出す内容です。
これまで以上にドライブが楽しくなる事間違い無しです!
Written by Hashimoto