ルーテシア3のエアコン作動不良の原因は


エアコンの作動にムラがあり、冷える時と冷えない時があるという案件について、先日原因を絞り込んだルーテシアです。

今回の原因となる対象箇所は、おそらくこの部分。レシーバーです。
ドライヤーと読んだり、リキッドタンクと呼ぶこともある部品。
内部はフィルターになっていて、コンプレッサーから供給される高圧ガスが通過する場所です。

この部分に詰まりが生じた際、なおかつ今回の症状が発生している時に現れる現象として配管温度に異常が確認できます。
低圧配管と高圧配管の温度が逆転するのですね。

純正品は生産終了となっていた為、海外オーダーを行い部品を手配しました。



組み替えを行ない、真空引き~ガスチャージを施工。

施工後は猛暑な1日。
配管温度は正常に戻り(低圧=冷 高圧=熱)、配管には結露が付くほど冷えていることが確認できました。

納車までの間は連日の猛暑が予想されています。
効き具合を確認しながら経過観察を進めようと思います。

ついでにこちらもチェックしておきました。

RSと同じく、インテークカムにVVTが備わるエンジンです。
VVTソレノイドの動きをチェック。
単体テストにより、スムーズに動く様になりました。
お預りの際に、アイドリングの弱さが少し不安であることを伺っていましたので、こういう箇所が起因する事も理由のひとつかと想定しています。

Written by Hashimoto

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