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工場通信

プジョー208GTI 30TH ブレーキラインをステンレスに変更(ワンオフ制作の例)

ブレーキペダルに伝わるペダルタッチを向上させたい場合の定番アイテムでもある
ステンレスブレーキホースは、今も昔も変わらない定番ブレーキチューニングの一つです。

車種別設定がある車の場合は良いのですが、最近は複雑なブレーキラインの車輌も多く
市販品がリリースされていない車種も存在します。
そんな悩める車種に、208GTIが挙げられます。

この車輌の場合、フロントはブレンボ・リヤは生産コスト低下を狙った設計になっている為
ステンレス製品を用意するにはちょっと厄介な構造になっています。

ブレーキラインはパイプとホースが一体になっている為、とにかく長いです。
製品化するには、安全面の問題から確実な作業が必要になる為、リリースは
されない車種だと思います。
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取り外すと、ブレーキラインの長いこと!
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従来ならば、ホースの部分とパイプの部分はジョイントを介して分割できる構造だったのですが
材料費カットに貢献する一体構造としている為、長くなるわけですね。
この構造の場合、どうしてもステンレスホースは長くなってしまいます。
さらに、パイプのメリットでもある固定のしやすさがステンホースの場合は、無くなりますので
しっかりとした固定を考える必要もあります。

そこで考えたステンホースの固定方法がこれです。
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既存の穴に、ナットサートの逆のボルトサート?を埋め込み、そこに希望の高さになる様に
ロングナットを立てます。

取り付け土台を用意したところに、クランプでホースを咥えます。
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あとは必要箇所を結束し、プラプラしない様に固定します。
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フロントのブレンボ側もご覧の通り、ステンレスです。
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気になるフィーリング(ペダルタッチ)は、物凄く良いです。
余計なペダルの沈み込みが無く、上の方でカチッと効きます。
膨張の逃げが無い為、ハードブレーキング時のペダル踏力を強くした際のコントロール性能が
向上します。

お客様にご満足頂ける結果となったのではないでしょうか。