始めて手掛ける FIAT500L
弊社では始めて見させて頂く車「FIAT 500L」です。
イタリアでは、沢山見かけた当車両です。日本国内ではとてもレアな車輌でして、マニア度の高い1台です。
正規輸入のされなかった500L、左ハンドルの本国仕様車ですからヘッドライトは現在まで右側通行用が装着されていました。
車検の問題を適正にクリアする為には、左側通行用にこのタイミングで変更を行います。
長く乗りたいというご意志を伺っておりますので、ライトが生産終了の理由で入手が困難になってしまってはいけませんからね。
走行距離は3万キロに至っておらず、全体的なコンディションは良好です。
右側通行用のライトも、曇り・黄ばみが生じておらずまだまだ使えます。
日本国内仕様のヘッドライト、手配開始から到着までには沢山の時間を要しました。
今回の初回整備については、ライト及びその周辺箇所の部品が到着するのを待ち、現物確認後にお預りをさせて頂く流れとなりました。
今回お預りをさせて頂いている500Lは、新車時に色変えを施されている車輌です。
元のカラーはホワイト。
塗り分けがとても綺麗に施行されており、とても手間の掛った作業である事が見て取れます。
走行距離こそは少ないものの、経過年数によるヘタリを感じるのがストラットマウント。
アルファミトなどど同じと思いきや、500Lは専用品番でした。
こちらも本国より純正品をお取り寄せとなりました。
大きな劣化は無い為に的を絞ったメンテナンスを遂行中です。
並行輸入のレアなお車の場合、部品調達が最大の難関です。
急なトラブルが起きた際は、急を凌げる内用で有ればその様に対処をし、先々に備えて予防整備部品を揃えていくのも大切です。
Written by Hashimoto