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工場通信

高効率なエアクリーナボックスをルーテシア3RSに取付

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ラテンフェスタ開催直前の緊急入庫です。エンジンの不調を発した為、トラブル修理でのお預かりでした。
原因を突き止め、改善しましたので、お客様とバージョンアップの計画を練りました。

試運転をしてみたところ、あまりの低速トルクの薄さに驚きまして、改善のご提案をさせて頂きました。
可変バルタイが正常に機能していないかのトルクの無さでしたが、原因はエアクリーナです。
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ルーテシア3RSのノーマルクリーナボックスは、非常に効率重視に作られており、クリーナを変更する場合は
純正のそれを上回る物を考える必要が出て来ます。

ノーマルの吸気システムは、可変吸気システムとなっている為、低速トルクが必要な際の吸気経路と
出力が必要な時の吸気経路がエンジン負荷やアクセル開度によって切り替わる仕組みなのです。

クリーナボックスを他の物に変更する際は、可変システムを取り外すことになるのですが
気を付けなければいけないのは、過呼吸を防止する事です。

吸入空気量を増やしすぎるタイプのクリーナを装着した場合、純正ECUのマップでは制御しきれず
全体的に空燃費が薄い状態となる為、トルクが細くなり瞬発力に欠ける問題が出て来ます。

画像のクリーナは、むき出しタイプの物ですので流速の低下と、過呼吸が起きてしまいます。

そこで今回は、トルク確保の為にクリーナ容量を減らし、流速確保為にボックスタイプのスポーツフィルタを
選択しました。
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BMCのOTA(オーバルトランペットエアボックス)です。
汎用タイプをベースに、シリコンホースでスロットルとボックスを繋ぐように取り付けました。

ボックスサイズは、あえて小型を選択する事でトルク低下の犠牲を回避。
高回転に至るまでも、純正ECUの場合はこのサイズで充分な容量を確保できます。

取付には、バッテリサイズを小型化する必要がありますが、バッテリの小型化=軽量化のメリットも
ありますので、エンジンフィーリングの変化と動力性能の向上を得られる仕上がりとなります。
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ルーテシア3RSを一層スポーティな仕上がりを目指す方にお勧めです。

Written by Hashimoto