156GTA レデューサで得る軽快感

アルファロメオ156 GTA 3.2L V6 歴代アルファの中で最強のNAエンジンとされています。
それ以降のV6とV8は趣旨が異なりますので、純粋な血統に基づくアルファらしさはこの頃までだと思っています。

これまでに幾度のトラブルに見舞われ続けていたGTA。
ようやく一通りの災いが解消されてきました。
満を持して、今回は修理では無くアップグレードの実行として クランクケース減圧バルブ・レデューサ のセットアップを行います。

前後バンクにそれぞれ、ブローバイガスを排出する構造である V6エンジン。
前方と後方では、処理の仕方が異なります。
後バンクは強制吸引・前バンクは自然排出となります。
前後バンクのブローバイガスをレデューサで一箇所に集中させ、エアインテークへと還元させます。


ビッグトルクな3.2Lは、軽快なフィーリングというよりは、重厚感のあるフィーリングが特徴的。
豪快フィーリングはそのままに、減圧バルブ効果による軽快感をプラスし、より一層鋭く回るエンジンに仕立てます。
この感じは、味わうとクセになります。
Written by Hashimoto













