208GTI 1000回転付近の金属音

異音と言うほど派手では無く、地味で分かり辛い 異音の点検と該当箇所の対策を行いました。
発生周期は1000回転付近のみに限定され、耳を澄まさなければ分からないレベルの領域の音です。
お客様は気にされている様ですので、分解し確実な点検を行いました。
ロードテストで感じる音の質と回転数から察するに、フリクションプーリが怪しいと感じた為、該当箇所の回転する様子~回転を中断し音が鳴り止む様子を記録しました。
フリクションプーリは、ウォータポンプを回すか回さないかを、温度による可変制御で作動する変態的構造のテンショナです。
動画から分かる様にプーリが回転を始めると、即座にキンキンとした金属質の音を発しました。
テンショナアッセンブリでの交換が必要なパーツ設定ですが、ここはOEMの力に頼りましょう。

ベアリングローラのみの交換を行います。
この手法であれば、価格を抑える事が可能です。
これで治るかどうか、確証が持てないという意味もあり、最低限の組み換え処置を行い、ひとまず様子見です。

フリクションローラは、その回転の方式と、ローラの素材からどうしても金属的な音が出やすい部位です。
組み換え後は、随分と静かになりましたが、正常であっても か細い 音を発するので、治った!という自信を持ちにくいのが正直なところです。
あとは、お客様に乗って頂きご確認いただきましょう。
Written by Hashimoto













