夏は直ぐそばまで来ていますね
オーバーヒートのトラブル・冷却水に関するご相談・エアコン関連のご相談 例年、外気温度の上昇に合わせて、比例するように案件が増えてきます。
肌で感じる暑さと共に、お客様の声から夏を感じる事は多いです。
先日、アルファロメオ・ジュリエッタ1.4Lにお乗りの方より冷却水漏れについてのご相談をいただきました。
結果的な原因は、水漏れが先行してのトラブルでは無く、冷却能力が追いつかない事から水漏れに繋がる事でした。
その原因は、冒頭画像にあるクーリングファンによるもの。
ジュリエッタでは定番とも言えるトラブル案件です。
ファンの作動電流値が高くなる事で、電極コネクタに熱害の影響が及び、コネクタが損傷します。
それにより通電状況にトラブルが発生~ファンが廻らなくなる~水温が上昇する~リザーブタンクから水が噴き出す。
この順番で今回のトラブルに繋がりました。
ファンモータとケーブルセットの交換を行います。
ケーブルセットでの部品を高いと思うか、堅実的と思うか、私は堅実的で正解だと思います。
大型のコネクタが3か所、アースケーブル、作成費、加味するとなかなか良い物に見えてきます。
作業を行う中で、このボルト2本が無ければどれだけ作業性が良い事か。そう思う箇所がありました。
たったこれだけのボルトですが、このボルトがある為にファンを引き出してくる際に引っかかって抜き取れないのですよね。
で、それ以外の逃げ場所を作らないといけないから、結果的に外さなくて良い物も外さないといけなくなる。その都度対応が正解ですね。
組み換え後、正常なファン作動を確認し、クーラント入れ替えとラジエタキャップの交換を行い作業は完了です。
真夏前のトラブルで良かったです。
Written by Hashimoto