アルファミト スプリング交換作業
車高の下がり過ぎを補正


点検整備でお預かりをさせて頂いている、アルファロメオ・ミト QVです。初回の点検時より気になっていたのは、現在装着中のスプリングより得られる車高の低さでした。ノーマルダンパーに対しては許容限界を超える車高となっていた為、本来ならばそれに見合ったダンパーの交換も行いたいところですが、先ずは下がり過ぎた車高を補正する事となりました。

早速フロントサスペンションを分解します。交換するのは、前後のスプリングとフロントのアッパーマウントです。融雪剤の影響からか外したスプリングには錆が目立ちます。


ダンパー及びブーツは再使用ですので、トレントによる洗浄を行い、防錆処理を施して組付け準備を終えます。

取り外したスプリングよりも、自由長は短い物を組付けるのですが、それでも車高は上がります。ローダウンサスの中では品質が高く、仕上がり車高も綺麗でバランスの取れたスプリングです。

リヤ側は、取り付け状態において左右の見た目に違いが生じていました。

片側のスプリングは、巻のピッチが変わってしまっている為、台座に対してのスプリングの座りが不安定です。おそらくスプリングの劣化によるものだと思います。


リヤ側も防錆処理と清掃を行い、組付けを終えます。

ビフォア・アフターの画像が無いのでお伝えし辛いですが、前後共に20ミリ前後の車高補正に成功しました。見た目のバランスも良く、現在の所ノーマルダンパーも機能を損なっておらず良い状態に復帰出来ました。

この後は4輪アライメント作業へと移ります。

Written by Hashimoto

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