作業開始!と思った矢先のえっ!?


4月のご来店~打ち合わせ・お預かり・作業実行は9月という5ヶ月の間お待ち頂きました。
常にこのような入庫待ちの段取りを行う側としては、5ヶ月の期間はあっという間でした。
お客様は、待ちわびている事とお気持ち察します。

メイン作業は、クラッチとフライホイールの交換です。
作業前に試運転を行うと、ここでつまずきます。
「3000回転以上の高負荷状態で振動を伴いエンジンが吹き上がりません」
お客様からはクラッチが滑っているかも?と伺っていましたが、どうも違う。
テスターあてると、それっぽいエラーが入力されていました。

ミスファイアなので、怪しいのはコイルとプラグ。もっと深入りするとインジェクタノズル。
色々と考えられます。
4番に入力のあったミスファイアを手掛かりに、1番と入れ替えると素直にエラー入力のシリンダが移ってくれました。
簡単に完治してくれ何よりです。

エンジンルームを見ていると、気になる点が見つかります。

誰だ?締め忘れたのは。ここ、大切なアースポイントです。
車輛ワイヤハーネスから派生するアースケーブルですので、ここが緩むと結構めんどくさい事になります。
締めておきます。

何故かグラグラに緩んだオイルフィラーネック。
締めておきます。

点検・増し締めで治る事が瞬時に2カ所もありました。
先の作業についても、注意が必要です。

仕切り直して、プランの再構築を行いお客様と打ち合わせを進めます。
Written by Hashimoto

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