素直に言います「ここまで効くとは思わなかった」

各部の若返り整備を遂行中である フィアット 2代目セイチェントの作業です。
センチェントのオーナー様は、これまでに相当な台数のイタ・フラ車を乗り継がれています。
お気に召さなかった車種は、見切り良く手放される様子を見てきました。
MCB(モーションコントロールビーム)の効果について、賛同的でして「セイチェントにはなんとかMCBを付けたい」とご相談を頂いています。
程よく年数の経過した車体と、軽量コンパクトなセイチェントにどの様にセットアップするかを考えた結果、合理的且つ効果的な取付を実現しました。
フロントバンパー内部は、グツグツに機能部品が装着されているセイチェント。
バンパーと構造物の隙間はほぼゼロである為、何かを移動してステーを作成するという手段は現実的ではありませんでした。

唯一の取り付け可能箇所は、ヘッドライトの下側・コアサポート?の一列のみ。
ここに、既存の穴が数カ所開いています。その穴を足がかりにし採寸・固定方法を考えた結果が、次の画像です。

ステーを立ち上げること無く、ステーで延長する事無く、理想的な場所にMCB本体を取り付ける事が出来ました。
ある意味、直付けですね。
バンパーに当たるか当たらない、という絶妙な位置関係であります。
続いて、リヤセクションへとセットを考えます。
先ずはテールランプとバンパーを取り外し、イメージを膨らませます。


長年の汚れが蓄積され、埃と乾いた泥汚れが気になって集中できません。
一度車輌を外へ出し、洗浄しましょう。

リヤセクションは、直付けは流石に出来ず、ブラケットを作成します。
全幅が狭いので、ブラケットは片側のみでOKです。


仮合わせし、位置関係を決定します。
MCB本体の長さ、ロッドの角度の調整も行いました。
ブラケットの溶接組み立て。

そして、仕上げの組付け。

フロント同様に、かなり狭い場所でのセットアップです。
セットアップを終え、バンパーを取付けた後にいざ試運転!
この小さなボディにMCBはどんな反応を魅せるのか。
○転がすだけで分かる、シルキーな印象
○室内空間の静粛性が上がり、小さな車に乗っているとは思えない上質さ
○路面をしっかりと捉えて転がる印象から、直進性向上かつ。ドッシリした印象
○ブレーキを踏み込んだ際、4輪の制動力が車体から伝わる
◎何より驚くのは、旋回時の印象。ロール感を強く感じていたのが大幅にそれが減少!
1/4位にロール感が小さく感じる。
無理にロールさせようとすると、ロールはするが今までとは明らかに車体の傾きが減っている。
とてもシンプルな取付にも関わらず、これだけ大きな効果を体感できたことに驚いています。
乗るのが楽しくて仕方なくなる、そう言い換える事が出来る。MCBすげ~!!
車の印象が変わり過ぎて、なんで?こんなに?と、付けた本人も疑ってしまう程の出来栄えです。
メンテナンス開始前の、コンパクトカーの印象を一掃し、とても出来の良いイタリアンハッチバックに成長しました。
この後は、ステアリングホイール交換・レデューサの取付を行い、最終仕上げを行います。
Written by Hashimoto













