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工場通信

アルファロメオ ミト Stage1メンテナンスによる電圧の安定化を実現

工場通信内でも幾度と記事にしています、Stage1ベーシックメンテナンスをアルファミト・QVに施工しました。

ステージ1メンテナンスには、2種類のメニューを設定しています。
電気の流れを適正化する事で、電圧ロスを低減させる事に焦点を絞った 「ステージ1 ライトバージョン」
上記の内容に加え、各部のアース・ワイヤリングを施工し、随所に存在する帯電を除去する事も考慮した
「ステージ1 フル施工」
車を取り巻く電気環境は、単純な「プラス」「マイナス」の電気の流れの話のみでなく、
流れるものには必ず付いて回る「帯電」がひとつの問題点として挙げられます。

流れるものとは、車を巡る全ての液体・気体を意味します。
ラジエタには冷却水が流れ、その水がエンジンを通過します。
エンジンはインテークバルブ及びカムシャフト・ピストンの力で吸入力を生み出します。
それにより、エアインテーク系統に空気が流れます。
同じ作用で、燃焼ガスを排気管を通じて外部へ流します。
エンジンにも、トランスミションにもオイルが流れ、回転しています。
また、電子制御部品にも静電気を発するパーツは複数取り付けられています。

これらの自然発生的に起こる帯電を、適切な処理により除去する事で、車には小さな変化が現れます。
この小さな変化を積み重ねることで、得られる恩恵は意外に大きく、乗って体感出来る内容と、
部品の耐久年数を向上するといった内容と様々です。

一昔前の車には、エキゾースト系統や、エアーインテーク・はたまたボンネットや足回りと
いろいろな箇所にアースケーブルが装着されていました。
カーメーカーが大量生産する車に、無駄な物はつけませんよね。
車1台に1本のアースケーブル、これが大量となれば金額は大きいです。
残念ながら、一般ユーザーの眼には触れる事が無い地味な装備でした。
ですから、認知度も低く、コストカットの対象となってしまったのかもしれませんね。

ひとつの説明では完結が難しい内容ですから、気になる方はご相談下さい。

今回のアルファミトはステージ1ライトバージョンを施工しました。
過去にライトバージョンを施工済みのお車も、追加でフル施工と同様の内容にバージョンアップする事も可能です。

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作業前及び作業後に、充電回路システムの診断を行ないます。
これにより、眼では見えない電気の流れを数値化し、お客様に分かりやすい状態にしてお伝えしています。

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お約束のバッテリターミナルは、純正品から当社の製品に交換です。
電流監視システムがマイナスターミナルに装備されていますので、プラス側のみの交換です。
マイナス側のターミナルは、バッテリポストとの接触面積には問題ありませんが、ワンタッチで脱着の可能な
アースケーブルには不安を感じます。

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左:)プラス側ターミナルより供給される、フューズ及びリレーボックスへの電源線も交換します。
右:)マイナス側ターミナルに装備された電流監視システムです。
たまに、電流監視を通過する前の場所で、後付電装部品のアースを取っているのを眼にします。
正常な電流が測定出来なくなり、充電回路に支障をきたす場合がありますので、要注意です。
分かりやすい例としては、アイドルストップ機能は正常作動を行なわなくなります。

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左:)オルタネータの発生電圧を、無駄なくバッテリへ供給する為、ここにも配線を追加します。
右:)バッテリターミナルのアース供給が不足している為、ボディアースからエンジン本体及びトランスミッションをアース
ポイントとしてケーブルを追加します。

 

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一連の作業完了後に、レポートを出力します。
配線劣化とは縁遠い、高年式の車輌であっても電圧ロスは存在し、作業後はロスを低減する事に成功しています。
これにより、バッテリを長寿命化し、各電装パーツへの電源供給を安定させます。

アイドルストップ付き車輌の場合、セルモータの作動頻度が増える為、電気の循環を適正化する事による恩恵は大きいでしょう。

ステージ1メンテナンスと言うネーミングからもご理解頂けるかと思いますが、当社の整備の最初の1歩と考えています。

愛車との末永い付き合いのスタートとして、ステージ1メンテナンスをおすすめします。

今回の整備内容は、充電回路基本点検~作業の施工・最終チェックにいたるまで
¥30.000-(部品代・工賃込み/税抜き)にて施工しています。