ステージ3メンテナンスの開始とASNUインジェクタテスタの施工

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フィアット500の1.2が継続検査の車検整備にて入庫しています。今回はステージ3メンテナンスを中心に、整備のご依頼を頂きました。ステージ3メンテナンスにはカーボンクリーニングから始まり、施工可能な場合はASNUインジェクタテスタを用いたノズルテストとクリーニングも施工します。
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インジェクタノズルを取り外し、単体テストを行います。
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ASNUテスタでの噴霧量を計測しています。ノズルには個体差があり、噴霧量のバラツキが存在します。バラツキは新品のノズルにも見受けられ、また使用過程においても発生します。気筒別のバラツキは燃焼状態を不均一にするため、原因不明のアイドル不具合にも繋がります。
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今回のノズルの場合、向かって左から2番目のノズルは噴霧量が若干少なくなっています。
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よく見ると、向かって2番目のノズルは他のノズルのスプレーパターンと比較すると、若干ですが直噴気味に噴霧しています。
燃圧を変化させたり、噴射パルスを変更する事でこの状態をより詳しく点検していく事が可能です。

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現状の不具合状況を把握し、超音波洗浄を行います。これにより、ノズル内部の汚れを除去し、開閉のキレが良くなります。噴霧パターンの不揃いを整えたり、噴射量を均一に整える効果が出る場合も有ります。
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クリーニング後は、噴霧量のバラツキが少なくなりました。こういった変化は、テスタ無しでは測りきれない領域の話です。車にとって混合気の良否とは、非常に繊細な話なのが良く分かりますね。

テスト途中に、問題のあったノズルは後垂れ(リーク)症状も確認出来ましたが、入念なクリーニング作業により改善されました。

ノズルが高額な車両だけに、お客様の出費を抑えられ施工側としても胸を撫で下ろします。
NAエンジンの良さを活かした、調子の良いエンジンに仕立てて行きます。

Written by Hashimoto