見ると冷や汗もの。。熱害恐るべし。


106S16の入庫が依然と多いです。ルーテシア3RSの方が増えているのが現状ですが。

ブルーの106は、定期点検でのご入庫です。今回は、最近急増している定番作業を一通り行う事となりました。
*ラジエタの予防交換
*ヒーターコアの予防交換
*オルタネータの予防交換
メインとなるのはこれらの作業です。

フロントバンパーを取り外し、各部を分解しながら作業を進めます。


106のラジエタの場合、この樹脂タンクの部分に危険が潜んでいます。経年劣化で突如崩壊するため注意が必要です。
とは言っても、最近の樹脂よりも耐久年数が高く、20年近く経った今ようやく水漏れを始めるケースが多いです。
最近の樹脂は10年は持たないですからね。3年目に水漏れを起こす車両も多いです。要注意です。

ラジエタを取り外し、新品装着の前に作業性を考えてオルタネータを交換します。

ここまで分解が進むと、目の前にオルタネータが現れますので作業性がすごく良いです。

スムーズに進むかと思いきや、大変な箇所を発見です。

オルタネータに接続されるチャージランプ用の配線が、エキゾーストの熱により被覆が無くなり、2本の配線が絡み合っています。


修復するため、配線を引っ張り出してきます。

かなりの広範囲に渡って波及が及んでいました。

銅線露出した以外の酸化進行箇所も切除し、取り回しを変更するために長い配線に作り替えます。

今回、同時にオルタネータを交換出来て良かったです。

各部の組み戻しの最中に、電動ファンのロックナットを増し締めします。

6本のナットがありますが、全て緩んでいました。

106のラジエタは、アフターパーツの殆どの場合に加工が必要です。

その他の車に使用する際に必要になるのか、取付の際に邪魔になる物が複数備わるため、切除する必要があります。

新品ラジエタの放熱フィンを傷付け無いように養生を行い、作業を行っています。


エアインテーク用のダクトを裏側に装着する必要が有る為、取付最中に傷を付けてしまってはいけませんからね。

残すはヒーターコアの交換です。
引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

関連記事