電圧降下が完治⇒点火電圧も上げていきます

車全体を流れる電気を改善し、素晴らしい結果を得たスパイダーです。
続いては、さらにエンジンを活気づけるべく点火系統の作業も行います。
用いるのはV-UP16 点火電圧の昇圧を行う装置です。

今までは電圧ロスの関係で各部への供給電圧が非常に低かったです。
それは、点火コイルへの電圧に目を向けても同様の事が言えます。

点火コイルへの供給電圧が低ければ、スパークプラグに飛ぶ火花が弱くなります。
イグニッションコイルは入力電圧が高ければ、出力電圧が高くなります。

V-UP16が効果的な理由はそこにあります。

装着後に、オシロスコープによる点火2次波形の点検を行いました。

モニターに映し出される波形の中で、垂直方向に伸びる線を確認出来ます。
これはスパークプラグに火花を飛ばすために必要とされる電圧を意味します。
要求電圧と呼んでいます。

現代の車ではここまでの波形を確認することが難しく、懐古的なディストリビュータ式+プラグコードというシステムなので
2次波形の確認が可能です。

波形を見る限り、要求電圧が高いのが気になります。
理想的な話をすると、低い要求電圧で、より安定した火花を飛ばすことです。

ここについてはV-UP16とは話が変わりますが、点火2次側を構成する部品の改善で要求電圧を低く抑えることが可能です。

先程のオシロスコープ波形と比べると点火二次の要求電圧が低くなっているのがわかりますのでしょうか。
プラグコード廻りの手直しを行いました。

既製品では実現しにくい領域の話ですが、素材を吟味する事で点火をより理想的な状態へと導く事が可能です。

旧いシステムの点火装置には、クラシックボッシュが役立ちます。

Written by Hashimoto