プジョー207 エンジン性能復元作業

各部の整備をご依頼のプジョー207は、エンジン性能も気になる状況です。本来の性能を取り戻す為にエンジン本体の状況を確認作業をしております。

エンジン個体の状況を確認する為診断から始めます。4気筒のエンジン圧縮状況を確認します。

BOSCH FSAテスターにて各シリンダーのコンプレッションを診断、本来で無い不揃いが見受けられます。

コンプレッションロステスターにて診断開始、エンジン燃焼室に圧縮規定圧を注入して各シリンダーの状況を確認します。10%以上のばらつきが有ります。オイルスティックチューブにエアーの抜ける音を確認、ピストンリングの機能が不十分なのが確認できました。

インテーク・エキゾースト方向には、圧縮エアーの抜ける音が無い為、それぞれのバルブ状況は問題無いでしょう。

以上の確認の上、作業の方針をユーザー様と打ち合わせ。以下作業の方向を決めさせて頂きました。

冷間の始動時にエンジン異音も激しい為、エンジン本体チェーン廻りの整備と合わせてバルブタイミングの適正化とエンジンのカーボンクリーニングを行います。

バルブタイミングの点検、インテークバルブのタイミングは、8度ズレてます。チェーンのたるみも多く有りました。

チェーンテンショナー本体は、部品番号の変更を繰り返し改良が進んでいる様です。基本のエンジン本体を正常化して作業を進めます。

プジョー・シトロエンEP6エンジンは、熱量が高い為、ルーティンのオイル交換は、良質オイルをご利用下さい。我々も10年経ってようやくオイルによる影響が分かってきました。新車より良質オイルを利用のお車は、10万キロ以上走行でもチェーン本体の交換を要する不具合は皆無です。