FIAT500 1.4 デュアロジック車 の整備を行っています
先日、ご新規のお車を点検させて頂き、その後の打ち合わせを行いまして
お預かり・整備の開始となりました。
今回は、ステージ1メンテナンスから始まり、ステージ3メンテナンス
さらに、サスペンションパーツのリフレッシュ・ブレーキ廻りのリフレッシュと
多くの作業を進行しています。
その中からサスペンションとブレーキを本日は進めていました。
今回の手がけるお車は、過去の使用環境の影響なのか、各部の錆びが多めです。
フロントサスペンションを外す際に、一瞬気持ちが落ちました。
ストラットマウントの上部に装着されている、防水カバーです。

ここを外すと。。。
ウギャ~何じゃこりゃ~!

「このナット、外れるんかぃ。。」
いきなり緩めようものなら、絶対に途中で面倒くさい事になるに違いない。
こういう場合は、焦らずじっくりが大切です。
っと、言う事で。
まずはハンドブラストで、ゴテゴテの錆びを吹き飛ばします。

素材の色が確認出来ました。

次にイールドを浸透させます。

イールドの特徴として、刺激を与えた錆びに非常に大きく反応を示します。
錆びた表面への塗布よりも、緩めながらや、ブラシでこする、ブラストで飛ばすなど
動きを与えながら吹き付けると、錆がみるみるうちに溶け出すのが分かります。
すると、ちゃんと外れるってわけです。

うまく外れて一安心です。
順調に足廻りは変更完了です。
写真に残せていませんが、今回はBILSTEINのB4を使用しています。
ブレーキ廻り錆びもなかなかのものでした。

なので、錆びはなるべく除去したいところです。

ワイヤグラインダで錆に対して直接研磨をかけ、地肌を出すように磨きます。

あとは防錆処理を行って、新品のディスクを組んでいきます。
フロントも同様ですね。

錆を除去し、新品ロータの取り付けです。


ブレーキパッドは、SessAブレーキパッドです。
当社のパーツページでも多数の紹介をしています。

今回、フロントにはSessA PLUS!を、リヤにはBASICを使用します。
SessAパッドの良い所、それは低ダストにばかり目が行きますが
ロータへの攻撃性の低さも見逃せない魅力のひとつです。
先ほど取り付けた新品のロータは、この先の実走行使用課程においても
ほとんどと言って良いほど、レコード盤状の傷を付けることはありません。
新車時装着のリクエストが多いのはそのメリットが大きいからです。
お客様のお車それぞれに対して、ベストな整備とパーツチョイスを
豊富な引き出しからご提案させて頂きます。













