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工場通信

FIAT MULTIJET 1.3Lディーゼルのレデューサを考える

2014/09/09 | レデューサー

お客様よりご注文をいただきました、「パンダ 4X4 マルチジェット ディーゼル」の新車納車整備を進める中で
やはり気になるのがレデューサの装着可否について。

日本国内では、ラテン車のディーゼル仕様はまだまだ認知度が低くマイナーな存在ではありますが、
ディーゼルエンジンの出来栄えはピカイチなんですよ。
そして、ディーゼルエンジンにはレデューサがよく効くという嬉しい事実もあり、早速調べてみました。

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当社では初めて取り扱う、1.3Lディーゼルターボエンジンです。
ツインエアーエンジン搭載車と少しだけ似ているエンジンルームですが、まるで別物です。

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ブローバイガスを吸気に戻すのは、エンジンカバー左上のこの部分なのですね。
ちなみに、エンジンカバーは消音性を持たせるべく、裏側には消音材がびっちりと組み込まれています。
カバーの上側は、エアクリーナケースになっています。
エンジンブロック裏側からアウトレトダクトが伸びてきて、カバー上側に入り、右画像の部分でエアインテークダクトに
戻されています。
物凄くスペースに余裕がありません。
おそらくこの上側付近での装着は不可能と思われます。

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手が痛い程、狭い部分に手を入れ、指先の感覚だけで探りながら何とかパイプを外してくる事ができました。
この配管内にレデューサを仕込めば良いのですが、プラスチック製パイプの為、ホースごと軟質な物へ変更し
そのライン中に取り付けるのが良さそうです。

問題はレデューサの取り付け角度です。
後ろ側にはスペースの余裕はありません。真上を向けてならば取り付け可能ですが、リードバルブを上に向けるのは
宜しくないので考えた末に、こんな方法にしました。

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狭小スペース用のクワッドリード NEWケースです。
ショートボディにする為、ケース本体に直接90°の出口を設けた物です。
今後の展開が楽しみなパーツになります。

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構造はこんな感じです。
レデューサ本体からリードバルブを見る場合、従来は真上方向から確認する事になりますが、今回のケースは
間横方向からリードが確認できます。
困ったときはこのケースですね。

1.3マルチジェットへの装着は可能となりました、マニアックな車種もお任せ下さい☆