156GTAタイミングベルトの交換作業


車検整備でお預かり中の156GTAは、タイミングベルトの交換作業のスタートです。ご購入当初は2万キロ台と、探しても見つからない位のレアなグッドコンディションのGTAでした。
今では走行距離も増え、色々なメンテナンスが必要な時期になりました。購入前に前オーナーさんがタイミングベルトを交換していたのですが、そこから6万キロを越えましたので今回のタイミングでベルト周りのメンテナンスを行います。V6のユーザーさんは大抵の場合早めにベルト交換を行うことが多いですが、今回はしっかりと使い込んでからの交換です。


カムカバー内部は汚れの蓄積が酷くなく、綺麗なものでした。

ただ、ベルトのひび割れは相当なレベルにまで達しています。年間2万キロ走行されますので、今回交換出来ていなければ確実にアウトだったと思います。

細かい亀裂から深い亀裂まで、ビシビシとヒビがギッシリでした。V6エンジンのベルト切れなんて考えたくないです。

V6エンジンのベルト交換の際に緊張感が高まるポイントと言えば、ココ。ベルトテンショナの一つアイドラベアリングです。ボルトが緩まないことがたま~にあります。工具を選んで力のかけ方を考え丁寧に行う必要があります。今回に関して言えば上側は丁寧に緩めてきっちりと緩みました。

でも、下側は全く緩んでくれず...。苦労しました。

コレ。苦労の証です。苦労中は写真を撮る余裕なんてないので割愛。

テンショナベアリングは、めちゃくちゃ状態が悪くなっていました。

シャーーーーっと盛大な音を奏でて軽く回ります。ベルトと同じく瀕死寸前状態です。

ウォータポンプは、水漏れもなくひとまずOK。でも交換は行います。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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