ブレーキ整備がてんこ盛りです
ルーテシア ブレンボキャリパ オーバーホール


ルーテシア3RS クリオ3RS は言わずと知れたブレンボキャリパ装着モデルです。シルバーのキャリパとレッドのキャリパが混在していますが、シャシスポールにはシルバーが、シャシカップにはレッドが、それぞれサスペンションの違いによりあらかじめ使い分けられています。ピストンサイズは同じですので、オーバーホールは普通に施工が可能です。

継続的に人気車種であるこのルーテシア3RSは、自然吸気 2リッターの本当に楽しい車です。大きさも速さも使い勝手も、すべてにおいて丁度良いと思います。きっと今後もずっと愛され続ける車なんだと思います。良い車を手に入れておくなら今のうちですよ~!

こちらのルーテシア3RSは、今回はブレーキ周りのメンテナンスでご入庫です。
年数経過・走行距離から考えると、ブレーキキャリパーのオーバーホールが必要な時期ですね。走る・曲がるそして止まる。基本ですが大切なことです。

ブレーキキャリパのオーバーホールと合わせて、ステンレスメッシュ・ブレーキホースへの交換も行います。

デジタルトルクレンチで、ブレーキ無負荷時の抵抗値も測定してみました。機械式LSDを組み込んだ車ですので、通常よりは少し重たいです。


ブレーキキャリパを取り外し、分解・点検・清掃を行います。

4ポットキャリパ専用のダストブーツ・シールキットを用意します。ジュリエッタやクリオ3は同じシールキットが使用可能です。頻繁に使用するサイズですので、これを機会に在庫量を増やそうと思います。純正供給されていれば、部品調達がラクに行えるのですけどね。


リヤブレーキも同様に作業を行います。無塗装のアルミキャリパですので、使用環境によりご覧の様な肌の状態になってしまいます。こればっかりは仕方ないですね。新車の状態で耐熱クリヤーペイントなるものを塗っておくと、良い状態を維持できるのでしょうね。


黒く汚れていたディスクロータも、化粧直しを行い組み付けました。2年ほど前に当社で色々と整備をお任せ頂いた際にも、今回の様な状態に仕上げていましたが、時間経過とともに汚れが進行しましたね。低ダストパッドではなく、サーキット用のパッドですのでダストは出放題です。お客様の求めらるニーズにより、車の仕上げ方は様々です。豊富な引き出しから、様々なご提案を得意としています。

Written by Hashimoto

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