フィアット500 エンジンチェックランプ点灯修理
警告灯の点灯 1400には多い事例


チンクチェント 1.4 デュアロジックは、突然の警告灯の点灯とエンジン不調の発生でレッカー搬送入庫となりました。ちなみにこの様な不測の事態の際に役立つのは、任意保険に付帯されている「ロードサービス」です。保険会社により内容は様々ですが、レッカー搬送及びレンタカーの貸し出しがサービスとして受ける事が出来る場合が多く、不意のトラブルの際必ず役立ちます。皆様もご自身の保険内容をご確認ください。

不具合の原因は、よくある症状「イグニッションコイルの不具合による点火エラー」です。

イグニッションコイルは、走行距離に応じて予防交換しておくのもトラブル防止のためには非常に有効です。

不具合の起きたコイルは1番シリンダーに装着されていた1本のみでしたが、お客様とのご相談の元全数を予防交換する事に。

加えて、スパークプラグも交換します。

ついでですので、こんな小さな箇所にも手を入れました。これは、コイルの直ぐ傍に備わる「センサーアース」です。エンジンの主要センサー類のアースがここに集約されています。ちなみに、この端子が浮いた(接触不良)だけで、エンジンは始動しなくなります。めちゃくちゃ重要なアースケーブルです。

端子と銅線はカシメてあるのですが、銅線が外気にさらされる為に酸化してきます。端子を交換し、収縮チューブで覆いアースの強化・改善を行いました。

とても小さな事ですが、こういう箇所から電気系統の解読不能なトラブルに発展する事もあり得ます。最近は、注意してこの手の作業を行っています。

クルマのトラブルはある意味個性です。型にはまるトラブルは無く、使用過程においてトラブル発生のタイミングは様々です。特にこれから訪れる真夏は、エンジンルームの温度が上昇する為、電気系統・機械的、様々なトラブルが想定されます。
未然の備えを確実に、夏を迎えましょう。

Written by Hashimoto

 

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